7話 母の口出し 1

結婚と離婚
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先に言ったとおり、初めての子育ては分からないことだらけで、不安ばかりの毎日でした。

自分が責任を持たなければならないこと、
なのに自分の思い通りにいかないこと。
これが子育てです。

赤ちゃんがこんなに泣くとは思わなかったし、
いくらこちらがちゃんとやっても、ちゃんとミルクを飲んだり、眠ったりしてくれるわけではありません。

全てのことが『どうして?』の連続でした。

旦那さんは仕事もあるし、そこまで直接子育てに関わることはできなかったのですが、
私の困り果てた姿を見て、できること(育児本を探して買ったり、情報を収集したり)を旦那さんなりにやってくれていました。

・・しかし私にとってはその『正しい』情報も、その通りにできないことへの罪悪感や挫折感、焦りといった、また別のストレスを感じる原因になってしまったところもありました。
子育てそのもののストレスプラスだとかも思っていましたが・・今思えばきっと何をやってくれてもストレスの原因にしてイライラをぶつけていたとは思います(笑)
寝不足や疲れのイライラはもうどうしようもなく、子供のせいにするのはもっての外だし、はけ口がありませんから;
それで喧嘩が増えていったりと、なんだか家の中がどんどん殺伐としていったのを覚えています。

・・ていうか実際子供なんてそれぞれみんな生まれた時から個性があるし、一人一人違うのだから、何をやってもお手本の通りにいかないのなんて当たり前のことなんですけどね・・・。
私のクソ真面目な性格も相乗して(笑)余計に自分を追い込んでしまっていたような気もします。

でも、そもそもこんなような事はどこの家庭でもよくある事だし、
子育てもそりゃその時は大変ですが、誰だって最初は初心者なので不安なのも大変なのも当たり前、
それ自体は大きく見ると大した問題ではなかったのです。

本当の問題は、たぶんそこではありませんでした。
(つづく)

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