『人は変えられないけど自分は変わることができる。』
・・・昔はそう思ってました。
でも今は
『自分、変わることはできないことはないけど、すごく大変。』
が、正解だと思っています(笑)
・・正直、なかなか変われないもんです。
人って自分を簡単に変えれるほど強くない。
自分に甘い生き物。(マゾは別)
よく自己啓発本とかで「自分を変えよう」「変わろう」とか言う言葉を目にしたりもしますが・・
自分を変えるにはまず、頭に染み付いた、潜在意識にまで深く根を張ったものを取り除いて変えていかなければなりません。
これがそんな一言で言える程簡単なことか?・・と疑問に思います。
本を読んで良い考え方なんかが分かったとして、ではその通りに自分を変え、行動することが簡単か?と。
・・・ほぼ『できない』のが普通です。
「わかってるけどできねーんだよ!」
たぶん誰もが言った事あるセリフだと思います(笑)
薬が悪いとわかっていながらやめられない人、
依存が悪いとわかっていながらやめられない人、
自分を変えられないで漠然と「ダメな私」にいつも悩んでる人、
みんな同じなんじゃないでしょうか・・・。
でも『変わろうと悩まずこのままでいい、ありのままで~』が良いわけではありません。
やはりダメだと思うのは生きてく上で何かしらに支障があるからで、苦しいからで、
苦しんでるということは自分の何かが間違っているということで・・それは“ありのままの姿”ではありません。
だから苦しいなら変わった方がいいのは確か。
でも変われない・・・
そう、巷に溢れるたくさんの本に書いてある“変わろう”“自分を変えればいい”“今までの考えを変えなさい”というのは確かにそうかもしれませんが決して新進気鋭の名案なわけではありません。
そんなことは大方誰もが察しが付くことであって・・でも“変われない”ことが問題なんです。
『そうだ!変わればいいんだ!』ていくらやる気になっても実際は変わることなんかそう簡単にできることではないので結局迷子になってしまって、そうこうしてるうちに気付いたらまた元の場所に戻ってしまうというのが大概の人がやらかすオチで、、
下手をすれば啓発本の類を読めば読むほど頭ばっかり先走りして行動が伴ってこない自分に『自分は変われないダメ人間』なんて自己嫌悪に陥ってもっと悪い方向に行ってしまう人だって・・・。
あれと同じですね・・「頑張れ!」て言われてイッパイイッパイなのにどうやったらこれ以上頑張れるのかが分からず『自分頑張れないダメ人間』とかなってしまうのと一緒・・。
「ああすればいい、こうすればいい」
「ああしろ、こうしろ」
そんな理屈で考えれば分かる正論は大概が“それができてる人”が言うただの無責任な言葉、“絵に描いた餅”でしかなかったりするのです。
「薬やめればいんじゃない?」
「そんな人とは付き合わなければいいでしょう?」
「転校しちゃえば?」
「仕事やめちゃえば?」
「親と距離をおきなさい。」
「そんな旦那とはすぐに別れるべき!」
・・・
人はいろんな“正しい”アドバイスをしてくれます。
・・でもそもそも正しいアドバイスをもらえば解決できるようなことは悩みとは言わないんですよね。
悩んでる人の大概は、解決策が分かっていてもそれができない自分に悩んでいるのですから・・。
“何をやればいいか”という理想のゴールばかりを考えて出来ない自分を責めるようになって腐ってしまってはそれこそ本末転倒です。
本当に考えた方がいいことというのは“では変わるにはどうすればいいのか”の方だということを忘れてはいけません。
で、私が出した結論として・・
変わるには、
1000本ノック。
荒療治。
これしかない(笑)
残念な結論でゴメンナサイ。
でも自分を『変える』には、やはりどう変えるにしろ最終的にはものすごい苦行が必要!と私は思うのです(笑)
うん。正直それくらいしないと変わることは無理。
「急がば回れ」とは昔の人は良く言ったもんだと思います・・
本気で向き合えば何だってそんなもんなんじゃないでしょうか?
結局何をするにしても近道なんてありませんし、第一本気で思っていればその時は必死すぎて苦行なんて気付かないうちにこなしてるもんです。
で、後々振り返ってみて「あの時はよくやったなぁ~~」なんてシミジミ思ったりして・・。
・・私はそんなもんだと思ってます(笑)
結局苦行できないのは心が弱いからではなく本気で思っていないから。
『変わらなくてもどうにかやっていけてしまう』とか、
『なんとなくずっと苦しいけどまあそれなりに生きていける』とか。
こんな思いでは、悩みに悩んでも、また次の日にはすっかり忘れて同じことをやらかしてまた悩む、のループになるのがオチです。
・・でもそれが人間だと私は思うのです。
人間だもの。
人間とは怠惰な生き物です(笑)
“変われなくてもしょうがない!だけど変わりたいなら頑張るしかない!”
ほんとに残念な程シンプルですが、これが私の結論です。はい。
ところで前に書いたと思いますが、私は結婚してからFX(外国為替証拠金取引)のトレードを始めています。
まあ、途中諸々の事情でいろいろあって休んだりもしましたが(笑)、、結局それでもずっと続けています。
・・と言ってもトレード自体は決して簡単で楽しいとかいったものではなく、全く上手くいかず挫折しそうになったことも一度ではありません。・・。
でも今は、結果的にFXのトレードが好きです。
10年以上続けている今でも“簡単”ではありませんが、それでも私が一生本腰を入れて取り組もうと思っていることの一つになっています。
なぜそこまで好きになったのか・・?
それは必死で勉強しているうちにある時から“トレードで上手くなる”ということが人生に於いての“気付いて変わること”に非常によく似ている・・ということに気付いてしまったからです(笑)
トレードの勉強をやりながら『あれ?これって人生の縮図じゃん。』と思ったんです・・。
そう、人生で壁にぶち当たっていろいろ外部の要因のせいにしたりしてもがいた挙句、結局自分自身に目を向け毒子から抜け出すことが必要なんだと気付き自らが変わることを決意する・・
という、これと全く同じようなことが全て“トレードで勝てるようになること”には盛り込まれているんです。
・・て、なんか分かりづらいですね(笑)
トレードって、ほとんどの人が継続して勝てないんです。(これについては毒子とか関係ありません(笑))
上がるか下がるかの二択なのに負けるんです。
それってどういうことでしょう?
・・それは相場のせいではなくそもそも人間の行動心理が『負けるトレード』をするようになっているから。(人間が元々持っている恐怖とか欲の感情から面白いように“取ってはいけない行動”を取ります)
だから頭で何も考えず、感情と行動心理に身を任せてしまう弱い自分でトレードしても、ほぼ負けます。
一回や二回なら運で勝つこともあるかもしれませんが、回を重ねれば重ねる程運は関係なくなってきますので負けます。
ここを根本から見つめ直せない人、
痛みに耐えて自分を変えることができない人、
自分を省みてちゃんと直すことを避けている人、
それでも“勝てること”を夢見てダラダラ続けてしまう人、
・・・こういう人は、どんな相場であってもどんな形であっても必ず最終的に『負ける』んです。
だから勝つには『自分を変える』という難しい作業が必須になります。
でもトレードには『お金を稼ぐ』という明確な目的があります。
だから本気で『お金を稼ぎたい!』と思い、それに向かって本気で取り組めば、勝ちトレーダーに変わることができる人はけっこういるんです。
ただし本当に本気で金を稼ぎたい人だけです。
心のどこかに『稼ぐことは卑しいこと』とか『まあ、そこまで困ってないしいいや』とかのストッパーを持ってたりすると難しく、やるのが苦痛な行動を取ることまではまずできません。
これすら変える程の『お金稼ぎたい!』っていう意欲とパワーが必要なんです。
・・でも考えてみれば心からお金が欲しい人は世の中にたくさんいるわけですから、お金のためにそれくらいのパワーを発揮する人はけっこういるんです。
『お金のため』っていう動機はけっこうなパワーの源になるということです(笑)
・・でも普通、人生でそんな明確な目的、目標をもっている人って意外とそんなにいないんじゃないかと思うのです。
ほんとにやりたいことや達成したいことがある人ってどれだけいるのかな?と。
・・・私は、案外少ないないんじゃないかと思っています・・。
ただなんとなく生きて、なんとなく平和になんとなく楽しく過ごしたい、それだけの人のほうが多いんじゃないかな?とも・・。
もちろんそれで幸せだったり満足できるならそれに越したことはありません。
・・でも、私は『悩みがなく満足している』という人をあまり見たことはありません。
目的があることの方が素晴らしい生き方というわけではありませんが・・
目的が明確じゃなきゃ、何か満足いかなくてもそんな深く考えることもないし、気力も出ないということにもなります・・・。
つまり“明確で強い目的がなきゃ人が変わるのは難しい”とも言えるのではないかと。
お金が欲しい、でも
きれいになりたい、でも
毒子がら脱出したい、でも・・
結局なんでも一緒なんだと思います。
その思いが本気なら人はそれらを成し遂げるために変わることができるのだと私は思います。
でも本気じゃなきゃ無理。
変わりたいのならその動機はなにも建設的な立派な目標である必要もなく、
マイナスな要素から抜け出すためでもいいと思うのです。
ものすごい苦痛から抜け出すっていう目的からでも人は変われると。
「ものすごいビンボーが苦しい!」とか「すげー痛い目見たから毒子から絶対抜け出す!」とかね(笑)
・・だから、人よりか苦労をした人の方が必死になるから結果変われたりするもんなんだともなんとなく思ったりするのです。
それを証拠にどん底から這い上がった成功者ってけっこう多いものです。
・・だから考えようによっちゃ“不運”も“糧”であるんかな?なんて。
変わるには動機はどっちでもいい。
プラスでも、マイナスでも、
とにかく必要に迫られれば人は変われるし、
そうでなければ変われない。
それだけだと思います。
本気か、
本気でないか、
変わらないとダメ!って本気で、全身全霊で思えるまで追い詰められてるかはたまた未来へのエネルギーがあるか・・
人が変わるか変わらないかはその違いでしかないと。
『なんとなく』『変われたらいいなぁ』では100パーセント変われません。
だから中には自らを背水の陣に追い込んで奮い立たせるような変わり者もいたりするんじゃないかと(笑)
それ程『変わる』ことって難しい。
いろんな心の条件が必要です。
・・と、思えば自分を含め変われない人を責めることはできないよな~とも(笑)
例えばはたから見て、『こうすれば良いのに』ってのがわかるのに変えようとしない人がいたとして・・
自分もいろいろあることを考えると、『同じなんじゃないかなきっと』と思っていればいいのかなと最近は思います。
まあ、人のことは責めず、
自分は自分のために変わることを諦めず、強い意志を持って頑張ればいい。
明確な目標を持って。
・・そんなふうに思います。
ということで、当面の人生の目標として“毒子から完全に抜け出すこと”と、あと“FXトレード”を掲げ、そのためにどんどん変わることを惜しまずに頑張って行くつもりのかん子なのでありました。